パシフィック・リム:アップライジング感想

今回も特撮・アニメ好きには良い映画だし完成度は高いですが、やはりギレルモ・デル・トロ監督の降板は小さくなかったかな…。

以下、ネタバレを含みます。

 インタビューによると今作のスティーブン・デナイト監督は子供の頃にウルトラマン、マグマ大使、ジャイアントロボや、ゴジラ、ラドン、ガメラといった特撮作品に親しんでいたとのことで、カイジューとの戦闘シーンは迫力があって良いですね。カメラワークなんかも怪獣特撮作品を意識しているところが散見されたと思います。

技術の進歩もあってかイェーガーの戦闘シーンは前作よりも明るい場面で行われますし、シナリオもベタですが良かったですし、全体的な完成度は決して低くないです。

ただやはり、前作のディレクションに大きな影響を与えた、日本の特撮・アニメが大好きなギレルモ・デル・トロ監督が降板したことは小さくなかったと思います。

前作の主役機で、鉄人28号やマジンガーZを意識していたと思われるジプシー・デンジャーと比べ、今作のジプシー・アベンジャーはスタイリッシュでカッコよくなっていますが、あんまり特徴が無いなあというか、全体的に細身でガンダムやトランスフォーマーっぽいかな、という感じ。

以下のバンダイのインタビューを見る限り、デナイト監督はガンダム好きらしいので、鉄人28号やマジンガーからガンダム、という時代の流れに沿ったロボットの変化を、前作から今作への流れでトレースした部分もあるのかな、と思うのですが、イェーガーは巨大ロボットなんだからそこはロボットパンチとかしてもらいたかった…。

tamashii.jp

とはいえ、最初にも書いたように全体的な完成度は高いと思います。私の鑑賞後の満足度は高かったです。ただ、特撮・アニメのマニアであるギレルモ・デル・トロ監督の後を継ぐのは非常にハードルが高かったでしょうね。

また、サニー千葉こと千葉真一の息子、真剣佑が演じるリョウイチは、父親の影響か剣を使うイェーガーのセイバー・アテナに搭乗し、最終決戦でも主役たちほどではないですが、結構いい役どころをもらえていたと思います。

 

以下、気になった点。

イェーガーの動きはカンフーっぽいかな~と思いました。ポーズとか。ブレーサー・フェニックスのハンマーもガンダムかなと思っていたけど、実は空とぶギロチンだったのかもしれない。最後の方でドラゴンボールっぽいな、というシーンも有りました。

全体的に前作よりは明るめの雰囲気。シリアスなシーンでも結構ギャグを入れてくるし、アドリブのシーンも多そうな気がします。